ゴルフ会員権は譲渡できる

ゴルフ会員権が不要になった場合は金券ショップやポータルサイト、インターネットオークションやフリーマーケットアプリなどで買取りをしてもらう方法のほか、欲しがっている友人や知人がいれば譲渡をすることも可能です。当人同士では合意すれば特に問題はありませんが、カントリークラブの側で手続きが必要です。既定の用紙を用意して名義変更の手続きを行い、受理される必要があります。一般的にはそこで名義変更が完了し、新たな名義の会員にゴルフ会員権が発行されますが、ここで注意したいのが審査があるカントリークラブの場合です。

カントリークラブの中にはクラブの品位を保ったり、多くの会員に気持ち良く利用してもらうなどの目的から、厳しい基準が設けられていることがあります。大人の社交場という趣旨から年齢制限あるケースのほか、高品位なクラブの場合は職業や年収も審査対象になることがあります。また、一定以上のスコアやハンデがあることが求められたり、他のカントリークラブでのプレイ経験なども審査されることもありました。このようなカントリークラブの場合は単純に誰でも譲渡できるわけではなく、審査に合格しなければならないというハードルがあります。

ゴルフ会員権には預託金があり、施設の増設や維持管理などの設備投資に利用されますが、既定の期間を迎えると返還が受けられます。まだ返還を受けていないゴルフ会員権を譲渡した場合は、その預託金の権利も委譲されます。